明日、受診することにした。
さて、暖かくなってきたのでシベリウスを解禁した。寒い冬にシベリウスを聴くとホントに寒い。北極圏のロシアものなどを聴いても別に何ともないけれど、シベリウスだけは凍えてしまう。不思議だ。
交響曲の5番は自分にとって春の息吹を感じさせてくれる曲。勝手な思い込みだけれど。シベリウス演奏の第一人者ベルグルンドの演奏で聴いた。3種ある彼の全集のうちの2番目、ヘルシンキPO.との演奏で。後年のヨーロッパ室内管との全集でシベリウスの魂というか核を取り出して音にすることに成功したが、このころはまだ多分に具象的かと思う。LPOレーベル(ロンドン・フィルの自主レーベル)に録音した7番でさらに進化したシベリウスの極北ともいうべき演奏を残したが一昨年に亡くなってしまった。ちなみにパーヴォ・ヤルヴィのパーヴォはパパ・ヤルヴィがベルグルンドからその名前を頂いたことは有名な話。
1楽章中ほどの金管楽器による朗々と奏でられるコラール(?)、それに3楽章冒頭の弦楽器の疾走。終結部コーダの6つの終止和音が好きでたまらない。
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