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2014年10月18日土曜日

K.Böhm/VPO LvB Symphonies

めっきり寒くなりました。我が愛車には外気温計がついている。先週の朝の通勤時には19℃だった気温も昨日は14℃。だんだんと冬が近づいているなあ。

このところ、LPを聴いている。もうとっかえひっかえ、である。
前回のブログで報告したとおり、AT666をターンテーブルシートにしている。いろいろと迷ったが、今のところこの形で落ち着いている。悩みといえば、AT666を吸着面(表側)を上にしてそのまま使うか、ひっくり返して使うか、である。表側は吸着を前提としているので構造上LPのレーベル外周に当たる部分ととLPの外周部がシーリングゴムとなっていてわずかに浮き上がっている。吸着すればシートとLPは密着するのだが、吸着していないのでシートとLPは密着しない。DS20によって押しつける形とはなるが、わずかながら浮いているものと思われる。ひっくり返して裏側を上に向けて使うとLPとしっかり密着した形となる。
このAT666。金田式ターンテーブルでは吸着せずLPを浮かせて使うようだ。金田式については全くの不勉強で、恥ずかしながら良くわからない。LPを浮かせることでシートの影響を排除できるというのがミソであるようだ。それに倣い浮かせて使うと確かにシートの影響は少ないようだ。良く言えば広がりのある響きの豊かな音なんだけれど、なんだか腰の座らない感じにも聴こえる。音が全体的にざわつく感じもする。カートリッジもかなり動く。裏側を上にして使うと締まった音になるけれど、やや詰まった感じとなる。こちらはカートリッジはあまり動かない。好みの問題なのか。好みとしては裏側を上にして使うほうだろう。
そんな訳で、LPをとっかえひっかえひっくり返し、ついでにAT666をひっくり返して聴いている。

レコードの反りの改善について。これまでは反りの度合が比較的大きい廉価盤やデジタル期の厚みの薄い盤を中心に聴いていたが、古い厚みのある盤も何枚か聴いてみた。厚い盤はまた盤も硬い。よって、外周を押さえつけてもその効果は薄い盤に比べて少なかった。前にも書いたけれど、やはり反りの改善はバキューム式のほうが効果は高いようである。反っているレコードは中心部から反っているので外周を押さえつけるだけではだめで、盤全体を押さえつける必要がある。上から全体を押さえつけるわけにはいかないので下から吸着して盤全体をターンテーブルシートに圧着するバキューム方式は理にかなっている。使用経験からバキューム方式は反りの9割がたを矯正するが外周方式は7~8割いったところにとどまるだろうと思う。外周方式が廃れた理由もその辺にありそうである。動作の確実性とメンテナンスは外周方式。性能はバキューム方式だ。あとは外周方式では使用できないターンテーブルとカートリッジがあること。SPUなどは持っていないが、底面の幅がありすぎてリングの内縁に当たってしまい、ちょっと使えないのではないか。そのあたりも問題か。

最近、集中的に聴いているのはベームのベートーヴェン。国内盤の中古(3番のみ海外盤)を中心に7番以外をなんとか集めることができた。初期盤を聴いたことがないので音質の差がわからないけれど鑑賞には十分な音質だと思っている。70年代ウィーンPO.のグラモフォン録音を代表するレコードの1つ。しかし、本当にこのコンビは凄い。まさに阿吽の呼吸、である。ベームのオケに対するドライブというかVPOの操られ方というのか、正に絶妙としか言えない。どちらかというとVPOがベームを上手く乗せているのが正しい気がする。いや、そんなことは承知しているベームがまた上手く乗っかっている振りをしているのか。まあこんなコンビはもう二度と現れないだろう。ベームは小言爺さんだったようで、特に新人の奏者を見つけるとキッと睨み付け、ミスするとネチネチと苛めていたそうだ。そんな時団員はまた始まった、と思い、グラーツの出身でなくてもこの新人はグラーツの出身ですとベームに紹介する。するとグラーツ出身のベームはそーかそーかと機嫌が良くなりリハーサルが進んだという。そんなベームをみて団員はニヤニヤしていたという。

ベームにはBPOと録音した3番がある。流麗ではないがBPOの合奏力の高さと相まってきびきびとした格調高い演奏であるが、このVPO盤はより歌心に溢れ余裕ある演奏となっている。3番や9番はわずかにだれ気味の様子。しかし6番は素晴らしい。ピリオドアプローチを採用したり小編成で速いテンポで小気味よく演奏されるベートーヴェンは好きだし、普段はこちらを良く聴くけれど、時には攻撃的にすぎることがある。最近はこうした大編成の従来のアプローチによるゆったりとしたベートーヴェンは少なくなった。でも時々聴くと心が暖かくなって良い。

画像の上はAT666をひっくり返してターンテーブルに載せているところ。下はちょっと珍しいカートリッジ。ピンボケで申し訳ないけれど、SONYのVC-20。コンポセットのプレーヤーの付属品だったものを中古で入手。空芯コイルのMC型カートリッジ。CBS録音にマッチする?と思っている。すっきりとした音調。
本当はXL-55(PRO)が欲しいところ。




4 件のコメント:

  1. マニアックでよくわかりませんが、うまくいっているようですね。ベームの録音、まったくだったのですが、最近、ベートーヴェンやシューベルトの全集を少し聴いています。もちろんCDです。平坦な音質がイマイチですが、古めかしいたたずまいがいいですね。すごくまじめなのが、面白いと言ったら失礼…
    LPだと彫がふかくなり一層よさそうです。

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  2. kazuさん
    こんにちは。いつもありがとうございます。おっしゃるように、録音はあまりぱっとしません。そこがまたベームっぽいなあと感じています。物事に細かいベーム、真面目で仕事は丁寧ですね。ベーム人気は知らない世代なんです。でもそれが人気の理由だったのかも。

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  3. ベームのエロイカ!!今度聴かせてください。

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  4. うな君
    こんばんは。あれっ、聴いたことなかったっけ?BPO&VPO、VPOはCDもあるでよ。

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