幾つかのCDをとっかえひっかえしながらEQのホイールをクルクルと回していた。
このところ調整に使っているのは主に3枚のCD。
一つはハイティンクのショスタコーヴィチの6&12番、デッカ録音。バイロン・ジャニスのピアノによるプロコの3番、マーキュリー。そしてフィリップスのチャイコ三大バレエ音楽の抜粋盤。くるみ割りだけドラティのマーキュリー録音であとはフィリップス録音陣によるモントゥの白鳥とフィストゥラーリの眠りの森の美女ですべてロンドン響による演奏。録音データは詳しい記載がなく不明。今日もこの3枚を中心に調整していた。
EQを調整していてデッカのショスタコとマーキュリーのプロコは帯域間のバランス上手く取れて良く鳴るのにフィリップスのチャイコになると低域過多で上手くバランスが取れないことに気が付いた。
この抜粋盤に収められた各曲の元音源のCDを持っていないので確認はできないけれど多分低域をブーストしているのではないかと思う。
というのも、このCDは”A Touch of Classic”というクラシック音楽入門的シリーズの1枚。しっかりとしたオーディオセッティング下での聴取ではなくて、ラジカセとか簡易な機器での聴取を想定しているのではないか。
そのためにリマスタリングのときに低域をブーストしたのではないかと思う。
だからといって音が悪い、ということはなくてかなり優秀な録音の部類に入ると思う。さらにドラティのくるみ割りについていえば、後年コンセルトヘボウと再録音しているにも関わらず3曲ともロンドン響の演奏で統一するなど企画にこだわりさえ感じる。
Philips 422 265-2 |
低音を持ち上げた様なCDって確かに有りますね。
返信削除それで調整すると普通のCDは低音が寂しくなり
物足りなくなるのでその手のCDでは
音の調整をしないようにしてます。
こんにちは。
返信削除恥ずかしながら以前のセッティングではあまり気になりませんでした。
EQを使うくらいですのでトーンコントロールで調整して聴くようにしようかと。演奏も良いので捨てがたいです。
元のCDを探そうかと思っています。