2024年3月2日土曜日

妹の命日 オーディオ業界どうなんだ?

あっと言う間もなく3月になってしまいました。しかし寒い。まだまだ冬を実感します。

先日2月26日は妹の4回目の命日でした。という事は五回忌という事になるのかな。
偶々なのでしょうが、命日を前に日報に妹が代表を務めていた市民活動とそれにまつわる県政を振り返る特集記事が載ってました。
2013年から14年にかけて、柏崎刈羽原発の再稼働の是非を県民投票で決めようという活動でした。6万を超す署名が集まり県議会に法案が掛けられましたが結局否決され県民投票はなりませんでしたね。
あれから10年。柏崎刈羽原発は未だ再稼働には至っていません。柏崎はすっかり寂れてしまったですね。原発に取って変わらないまでもそれに代わるような、もしくは原発と並ぶような産業を根付かせることが出来なかったように思うのです。
今の状況を妹はどう思うのだろう? ふとそんなことを思った命日でした。

産業といえばオーディオ産業。こちらも衰退の一途でしょうか。先日SNSにオーディオショップの接客態度が悪いんじゃない?といったつぶやきを見掛けました。
ちょうど同じ頃に越後トキめき鉄道の鳥塚社長のブログを読んで、オーディオ業界も一緒だなと感じました。
少し引用します。

田舎というのはリソースが限られます。
例えば、500円で駅弁を100個作ってくれと言われてもなかなか対応できるものではありません。
だったら5000円のお料理を10人分作るのはどうでしょうか?
これなら少ない人員や小さな設備でも可能ですよね。  

レストラン列車などはこの考え方を基本としていますが、鉄道も同じで、例えば1人1000円の1日乗車券で乗ってくれる観光客を100人集めてくれと言われてもなかなか難しい。 

団体貸切なども、一生懸命外回りの営業をしたとしても、そう簡単に申し込んでいただけるものでもありません。 

だったら、1万円のお客様を10名集めるのはどうでしょうか。これならできるかもしれません。 

 つまり、田舎というところは、ローカル線もそうですが、リソースが限られていますから薄利多売は向いていないんです。

でも、できるだけ高いお金を払っていただけるお客様を少人数集めるのであればできるのではないか。
そもそも昔のように猫も杓子もオーディオだ、ステレオだという時代は過ぎてしまいました。今ではスマホにイヤホンでそれなりに音楽を楽しめるわけですから誰もオーディオ店に脚を運びません。 ネットで買うにしてもシステム組んで音楽を、という人は全盛期の数分の一、数十分の一かもしれません。
オーディオ人口が多いのなら以前のような598,798といった物量投入もその後のシステムのアップも見越した薄利多売型の商売も可能でしょうが原材料費も高騰していますからそれももう無理でしょう。
例えばアンプ開発費1000万円としてそれを回収するのに10万円で100人に売るよりも100万円で10人、1000万円で1人に売る方が製造コストも抑えられて現実的と思います。

そんなわけで、ただでさえショップに脚を運んでくれるお客が少ないのですから鳥塚社長の仰るようにリピーターを増やさなければならないわけです。ショップに脚を運んでいるお客というのはそれなりの金額を払っても良いと考えている人でしょうから、そういうお客を増やす接客、商売をしてほしいですね。でもそれが出来ているショップは少ないでしょうね。そして固定のリピーターだけでなく新規の顧客を少しでも増やす努力を業界全体で考えねば先は無いでしょうね。
と偉そうな事言ってますがあまり新しい機器には興味が沸かないウィッチではあります。
100万円、1000万円の顧客にはなれません。すいません。

と、長くなってしまったので今週は2本立てで参ります。


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