2024年8月11日日曜日

ニーベルングの指環

ちょっと前からワーグナーの「ニーベルングの指環」(通称リング)をショルティ/WPh.他のディスクで順に聴いている、と記事にした。少し間隔は開いてしまったが本日、ようやく第3日の「神々の黄昏」を聴き終え無事に完走。まあ歌詞は良くわからないので雰囲気だけですが。

毎年夏に、ドイツ南部バイロイトでバイロイト音楽祭が開催されワーグナーの楽劇が上演される。世界中のワグネリアンが訪れる、らしい。行ったことないが。
そんなわけで、夏になるとワーグナーが聴きたくなるっぽい。
以前の記事でショルティ盤を永遠の名盤と書いたかと思う。録音は1958年に始まって62,64,65年と続いた、とあるから完成からまもなく60年という事になるか。レコードの時代はもちろんCDの時代になっても何度かリマスタリングが施され再発が繰り返されている。最近ではエソテリックからSACD盤がでた。中古盤でもとんでもない価格となっているだろう。ウィッチ所有の盤は97年に発売されたものの中古品。去年の春頃に入手した。
昨今のレコードブーム。そのうちLPでも再発されるんではないかと思っているが、そうしたニュースは聞こえてこない。
しかし、聞いた話ではすでにマスターテープの劣化が激しく一部は使用できない状態らしく、最近のものはマスターテープに近いものが使用されているという。なので音質は落ちると言われているがどうなのだろう。97年再発盤もそうらしいが聴いていてそこまで気にはならない。比べればわかるのかもしれないが。

レコードといえばブルックナーの生誕200年に併せてグラモフォンから旧譜のジュリーニ/WPh.の後期交響曲集とカラヤン/BPh.の交響曲全集のリマスター・再プレスBOXセットが出ているのだがプレスに問題があるものか、プレス後の包装なのか問題があるようでSNSで話題にもなっている。
価格も価格だけ(カラヤン盤は17枚組5万円)にウィッチは手を出せない。まあ出す気はさらさらないのであるがかなりの金額を出してプレスに問題ありではちょっと泣くよね。
同じような話は宇多田ヒカルのベスト盤でも内周に歪みがあるという苦情があったようで、こちらは買った人も多かったから結構話題になっている。
SNSでは音溝の顕微鏡写真まで出る始末。しかしレコードの内周歪みは微妙な気もする。機器のグレードやセッティングにもよるだろうし。
ウィッチは内心、すっかりレコードのプレス技術が廃れてしまっているのではないかと思っている。レコード全盛の頃だってプレスミスはあったし、そのような盤に当たったこともある。レコードはほどほどの値段の中古盤を買い集めて聴くに限ると思っている。出しても新譜時の販売価格まで、2000円から3000円くらい。それくらいが何かあっても諦められる金額ではないかと思っている。

今週は暦通りの3連休なので中日の今日も大地の芸術祭へ。
これで3週連続。正直なところ疲れているのですが、妻が行きたいというので仕方ないところ。来週は娘が帰ってくるのでまた行く予定を立てている。

音が決まって来たのでまたぞろレコードを聴き始めようか。本当は一人でぶらりと中古レコード屋めぐりの旅にでも出たい気分なのだが。



2 件のコメント:

  1. 幸せの黒い猫2024年8月11日 20:47

    昨日友人も宇多田ヒカルのレコードの話題を上げてました。
    技術継承はされてるでしょうが昔より
    要求レベルが上がり対応が難しい側面も有る気がします。
    全盛期のレコードと今の新譜のレコードは
    正直音のレベルが違うと思うので。
    手持ちの渡辺美里や久保田利伸とかと
    Adoや宇多田ヒカル(First Love)等とは
    全体的な厚みが雲泥の差です。
    レコード時代はレコードが歪まないレベルで
    カッティングが常だったでしょうが
    今はCDと同レベルのレベルを求められて
    オーバーレベルのカッティングが
    常な気がしてます。
    だから歪んでも良いかと言われれば
    又別の問題。
    Adoはかなりのレベルのカッティングですが
    歪んでないので対応は可能だと思うので。
    明日は祝日でしたね。
    普通に火曜迄仕事なので忘れてました。
    娘さんお盆帰省されるのですね。
    お出かけに団らん楽しんで下さい。

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    1. 確かにCDやSACD、ハイレゾを経てのレコードは聴き手の期待のハードルも高そうです。加えてラウドネス・ウォーも。
      火曜日まで仕事という事はその後はお盆休みですか?こちらは今週は宿直付きの仕事です。週末は娘が来るのでまた月曜休みの3連休にしましたが。

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