朝から昨日贖ったレコードをクリーニングして回しています。
フェレンツ・フリッチャイのチャイコフスキーの4番はモノラル盤と思ってたら疑似ステレオ盤。まああまり気にせずにプリでモノラルに切り替えて聴いています。カートリッジもシュアーのM95EDのまま。少し腰砕けな出音は疑似ステレオに由るのかカートリッジに由るのか。
演奏は割とストレートで剛毅な感じ。さすがフリッチャイという感じ。
このフリッチャイも63年に白血病で49歳の若さで亡くなっているが、長命を保ったならどうであったか?
続いてはハンス=シュミット・イッセルシュテットのドヴォジャークの弦楽と管楽セレナーデ。63年ハンブルクでの録音。盤質はそれなり。チリパチノイズ多めなので只今2周目。針圧1.25gで回しているけれど、歪みがち。
クリーナーで盤面を拭いたあとに化粧筆で最内周から外周にかけてなぞるとホコリが付着。一周目よりはノイズは少な目。
どんどん行きます。
ジュリアス・カッチェンのピアノ、モントゥー/ロンドン響のブラームスのコンチェルト1番。これはCDでも持っているのだけれど、少しピントが甘いというかエッジが丸い感じでレコードではどうかと気になったもの。
やや丸い感じはあるものの、力感はレコードの方が上。
ブルックナーの5番をオーマンディ/フィラデルフィアで。レコードを取り出すとコレがペラペラに薄い。オイルショック後の海外盤には多い。盤質は良さそうと回してみると、目視では分からないようなキズがあるのか針飛びが片面だけで2か所。よくよく目を凝らしてみると極微細なキズが。これで針が飛ぶ?という感じ。演奏は面白そうだが封印決定。
レコードのキズはかなり目立つキズでも爪が滑ったようなものはそれほどノイズが無かったり、今回のように目視では分からないようなものでも針飛びを起こすことがある。プチパチといったノイズは無いに越したことはないが、有ってもそれには寛容な方だが針飛びは頂けない。
まあ値段も安い(いつも大体1000円以下のものを購入)し検盤はまずしないので、割り切りが大切かな。
気を取り直してスィトナーのベートーヴェン。
まずは1番と8番のレコード。
さすがの国内盤。しっかりとした厚み。先日の田園もそうだがまことに中庸。それでいてベートーヴェンのユーモアや遊びも余すところ無く表現されていて素晴らしい。
デジタル録音のこの頃にはカセットテープにダビングして聴くのが一般的なので通針回数も少なくて盤質も良い。
このスィトナーのベートーヴェン。インバルのマーラー全集と並ぶデンオンのグッジョブと思う。
インバルのマーラーはLPもCDと一緒に発売されたがLPの方は弾が少ないこともあって今では軒並みプレミア価格で手が出ない。それに引き換えスィトナーのベートーヴェンは数百円、下手したら100円で入手は可能。
残りはスィトナーのベートーヴェンの7番と5番だが、これは明日に持ち越しとしよう。
クリーニングしてもと言うか
返信削除クリーニングしたら埃が浮き出る事が有りますね。
中古を買ってクリーニングして再生しても
埃がスタイラスに山盛りは過去何度も経験有ります。
なのでそうなっても良いカートリッジは
手元に1つは必須だったりします。
盤面は綺麗でも針飛びする盤は自分も経験があります。
何処で飛ぶか確認してその場所を
ルーペで観察したら粘土状の小さなごみの
付着で縫い針で除去した事も有ります。
傷だと縫い針で少し溝を擦って
溝を復活させると針飛びは直る事もある様ですね。
針飛びはこれまでも経験してますが、今回はそんなに大きなキズでもないのにという感じでした。
削除縫い針で、というのは高校生の頃よく通っていたレコード店の店長が得意でしたね。ウィッチは不器用過ぎてNGです。
懐かしい指揮者の名が出てきます。古い録音はやっぱりLP再生ですね。こちらはアナログなしですが、話しを聞いて昔を思い出しています。
削除フリッチャイ、イッセルシュテットはあまり聴いてこなかったのです。特にフリッチャイは良いですね。
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