何が不思議かというと、ミス・プレス。ふつうミス・プレスというとゴミなどが誤って一緒にプレスされてしまうとかだと思うのだが、これはAB両面に同じ曲がプレスされている。
そのレコードはウェストミンスターのクレストンの交響曲第2番と3番。ジャケットを読むとA面に2番、B面には3番の表記。2番は2楽章、3番は3楽章の曲。最初はよく検盤もせずに針を通した。A面が終わって、あれ3番(間違ってB面)をかけてしまったなあ、と思い、ひっくり返してA面に針を落とした。あれ?3番じゃん!どうなってんの?と思いよく見てみるとAB両面ともにバンドが3つ。両面に3番がプレスされていた。
結構探していた曲であったからちょっとショックを受けたものの気を取り直してショップに連絡。すると快く、別の盤を送りますとの返事。ミスプレス盤は差し上げますとの事だった。
でもこのミス。この盤だけにプレスのミスがあるのか、この盤のロット全体にミスがあるのかということ。気になるよねえ。ネットではヒットしないし、そもそもがマイナーな曲なのでプレスされた枚数も少ないんじゃないだろうか?気にする人はあまり多くないのだろうと思う。
さて、後日送られてきた盤は初発盤だった。カーヴはRIAAではなくNAB。ショップのメールには2枚のカーヴの違いを聴き分けてみて下さい、との内容。でもあんまりわからなかったです。
画像の一番上は再発盤のプレス・ミス盤のジャケット写真。ちょっと下が見切れてしまったのはご容赦願うとして、2枚目の初発盤とは色が異なるもののデザインはほとんど一緒。下の2枚は分かりにくいけれど、紺色のレーベル面のものが再発プレスミス盤。バンドが3つある。一番下が初発盤でこちらはバンドが2つ。鳴らすとちゃんと第2交響曲が流れてきた。
演奏はハワード・ミッチェル指揮ワシントンナショナル交響楽団。モノラル録音。50年代頃。最近の録音、たとえばシュウォーツに代表されるクールな演奏に比べると少々武骨でゴリッとした演奏。作曲されたその時代(50年代前半、冷戦時代)の熱気がそのまま音になっている。シュウォーツも良いけれど、どこか懐古調。その差がこの盤の魅力だろうか。
立て続けの投稿、おつかれです。
返信削除ところで、GEの件ですが、中域(800Hz)あたりを中心に少し落としてみてはいかがかと。スッキリしまっせ! 意外と高音域にも影響ありです。
うなぎさん
返信削除コメントありがとう。うなぎさんでいいんですね。
落としてはいるんですけどね。落としてみます。まずは測定でしょうかね。