2015年8月5日水曜日

花火

今日は花火の思い出をば・・・。
8月2日、3日は長岡の大花火。花火は基本、雨が降っても打ち上げられる。今年は天気に恵まれたようでなにより。
自分がまだ独身のころ、毎年のように富山に住んでいた学生時代の友人と一緒に花火を見に行ったものだ。友人の結婚を機にこの行事は途絶えてしまったが。その昔、キンさんギンさんが佐渡が島をまわって長岡の大花火を鑑賞された年があった。その時我々も花火大会の会場にいたのだが、打ち上げ前から何やら怪しげな雲行き。遠くで雷もゴロゴロと不気味に鳴っていた。
女性司会者の「打ち上げです!」の声とともに一発目が上がり、空中でさく裂したかと思うと、ドバーッと、ものすごい雨。まるでバケツをひっくり返したような雨が降って来た。あとでテレビ中継を見たらキンさんギンさんはテント席だったが、それでも結構な濡れようだった。もちろん我々は信濃川の河川敷にレジャーシートを敷いての観覧だったので全身ずぶ濡れ。しかも土手の上のほうから滝のように雨水が流れてくる始末。サイアク~。
きっと花火の衝撃波が雨雲を刺激したに違いない。

今日、ローカルのテレビで長岡花火の中継をやっていた。しかしテレビで観る花火ほどつまらないものは無いんじゃないか。画が小さい、ということもあるが、問題はやはり音だろう。あのズシンと腹に響く低音。あれが花火の醍醐味の半分を占めている、ように思う。ついついこの低音がウチのシステムで出ないかなあと、あの音を感じながら考えてしまう。アホである。あれはアノ場所だから体験できることなのにね。テレビのスピーカの性能は判らないが、テレビでは無理だろう。あの低音。当たり前だが。

長岡の花火は正三尺玉もスゴイが打ち上げ場所が近いのも魅力。大輪の花がまるで頭上でさく裂する様は、まるで花火を浴びるよう。その感覚に痺れてしまう。そしてド迫力の炸裂音に心まで揺さぶられる。なんだか除霊で身体をユサユサ揺すられている感覚。悪い憑き物が落ちるようで自然と泣けて来てしまう。

またあの場所で観たくなった。来年は家族を連れていきたいものだ。

2 件のコメント:

  1. 長岡花火の雨の話し、なんだか面白いです。(失礼)
    何年か前、片貝の花火を見に行きました。どうも、轟音が苦手で耳せんしています。スピーカーの轟音は家族から苦情でるほどですが、苦になりません。

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  2. Kazuさん
    こんばんは。返しが遅くてすいません。2日間の金沢出張から帰って参りました。
    いや、暑かった~。北陸新幹線も特にこれといってフツーでちょっと拍子抜けでした。何度か行った長岡花火ですが雨に降られたのはこの1回だけだったと記憶しています。アノ轟音、というか振動というか衝撃?を浴びる感覚が好きです。

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