ハイドンのヴァイオリン協奏曲集(全集)。カルミニョーラの弾き振りによる演奏。バックはシャンゼリゼ管弦楽団。アルヒーフ、2011年の録音。お目当てはもちろん第1番。あの演奏会以来、頭の中で第1楽章冒頭がリフレインしている。スターンのBOXに収められていたこの曲をうっかりして見事にスルーしていた七味。だってシューベルトのヴァイオリンソナタのディスクにひっそりと置かれていたし。モノラルだし。で、聴いてみたもののあまり心に響いてこない。ここは一つ、やっぱりパリッとした録音で聴きたい。
カルミニョーラは初めて聴いた。ジャケットを見るとチョイ悪親父といった風情。演奏は期待にたがわぬもので安心。編成は弦5部4型くらいだろうか。それにハープシコードが加わる。
第1楽章。アレグロ・モデラート。オーケストラによる溌剌とした主題の導入のあとヴァイオリンが加わる。第2楽章アダージオは序奏のあとオーケストラのピツィカートにのってヴァイオリンの明るく優美なセレナード。弦楽四重奏曲の「セレナード」を思い起こさせる。終楽章プレストはロンド。
このディスク、それにしても録音が良い。あまりディスクの録音の良し悪しにこだわりが少ないと自分では思っているが、良いに越したことはないな。当たり前だけど。
言っておきますが、ディスクの録音の良し悪しにはこだわりが少なくても、システムの音の良し悪しにはシビアに行きたいですよ。もちろん。
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