2016年12月8日木曜日

雪おろし RVW Sym.1 ′A Sea Symphony′ Sargent / BBC SO. Blighton, Cameron, etc.

この季節、新潟の天気は荒れる。今週初め、「雪おろし」が吹き荒れた。「雪おろし」はこれから本格的に雪が降りますよ~、という空からのご挨拶である。雷と強風、それに霰、これが例年だと一晩中続くのだが今年は明け方から朝にかけてあった程度。霰もほとんど降らなかった。
我が家の近くには国道の除雪ステーションがあって、そこには高い電波塔がある。そのてっぺんには避雷針があるので、我が家に直接の落雷の心配はないが、その電波塔へ雷が落ちる度に我が家の窓がガタガタと鳴り、家が揺れる。音もスゴイ。ゴロゴロなんてもんじゃない。
それはもう表現できないくらいスゴイんです。ま、30mくらいのところに落ちるわけで・・・。
怖いのは、雷サージだが、今のところ被害はない。

さて、引き続きRVW。今回は(も)第1番「海の交響曲」。演奏はマルコム・サージェント指揮のBBC交響楽団。独唱はソプラノがブリッグトン、バリトンはキャメロン。合唱はニュージーランド・キリスト教会ハーモニー合唱団、それにBBC合唱団とBBC合唱協会。
65年9月、ロイヤル・フェスティバル・ホールにおける演奏会のライブ録音。録音はBBCによる。
戦後イギリスを代表する指揮者ながら、録音には恵まれなかったサージェント。こうした録音は大歓迎だ。

15年ほど前になろうか、イギリスのカールトンというレーベルから「BBC・ラジオ・クラシックス」というシリーズがリリースされた。これはBBCの放送録音を集めたもの。
これはそのシリーズの中の1枚。
BBC・ラジオ・クラシックスは国内盤も出ていて、こちらは日本クラウンからのリリースであった。全部で100タイトルほど出たように記憶している。このシリーズはBBCレジェンドとして主にメジャーな演奏家の録音中心のリリースばかりになってしまった。現在ではこのBBCレジェンドも終了しICAに引き継がれている模様。

演奏の方は、キズも少なく、完成度が高い印象。さすがサージェント。手堅くまとめている。合唱を含む大規模な作品を得意としていた、というのも頷ける。とってもジェントルでノーブル。終楽章は、いささか盛り上がりに欠ける感じがしないでもない。低域が不足気味の録音のせいか。とは言え、この微温的な世界もイギリスらしいと思えるが如何だろうか。

日本クラウン CRCB-6060

2 件のコメント:

  1. こんにちは。いよいよみぞれが降ってきました。寒いです。
    トムソンのRVWが届いて1番と田園を聴きました。以降、大曲で先へ進めません。RVWは難しいですね。がんばらなければなりません。
    トムソンのオーケストラはロンドン交響楽団で、大変しっかりしていました。

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  2. こんにちは。
    いやー、寒いですね。海沿いはそうでもありませんが、市内をクルマで走っていると雪を薄っすらと積んだクルマがちらほら。
    RVW、まずは聞き流す感じでどうでしょうか?7番、5番あたりを・・・。

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