生憎の雨のせいか、お客さんは5割程度の入りぐらい。
メインはサン=サーンスの交響曲第3番「オルガン付き」。実演を聴くのは初めて。
オルガンは電子オルガンで代用。アマ・オケゆえレベル云々は言うまい。
電子オルガン付き(笑)はやっぱり量感が足りない。オケの音をかき消し、ホールを満たすくらいの音量、バランスが好み。綺麗な出音だったけれども。
サン=サーンスのオルガン付きは以前にもこちらで取り上げた。この曲の肝は華麗さと下品さの両立という持論は今も変わらない。実演に接してみて、この曲ってホント、華麗に響くように書かれているなあと思った次第。
で、帰宅して早速に復習。デュリュフレのオルガン、プレートル/パリ音楽院管弦楽団による演奏。
63年、EMI。
この録音はデュリュフレがオルガニストを務めていたサンテティエンヌ=デュ=モン教会で行われている。
潤いのない音のせいかザラリとした肌触りが際立つ演奏。アンサンブルも粗く雑な感じがしないでもないが、華麗というよりは剛毅。ちょっと毛色の変わったオルガン付き、として偶に取り出して聴くことが多い。
EMI TOCE-55445 |
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