2019年11月3日日曜日

新世界より Karajan / WPh.

三連休の中日。金曜日の終業時間までこの週末が三連休だと気が付かず、月曜の仕事の段取りをしていて実習生に指摘されてしまった。
まあ、なんにしても三連休は有り難い。

映画「IT イット/ ”それ”が見えたら、終わり」の続編、「IT イットTHE END / ”それ”が見えたら、終わり」が封切られた。前作の出来が良かったので、この続編も観たいと思い、この連休を利用して原作を読み直しているところ。だけれどもコレが中々進まない。老眼が原因。すっかり本を読むのが億劫になった。

さて、幸せの黒い猫さんが”新世界より”の記事を上げていらっしゃったので、七味もご相伴させて頂こう、という安易な記事である。
七味が聴くのは85年録音の新世界より。カラヤン晩年のウィーンとのもの。
カラヤン、決して嫌いではない。むしろ好きなくらい。そこそこのディスクがあるが、専ら60年代と80年代のDG録音がほとんどで70年代ものは少ない、と思う。颯爽とした60年代頃のカラヤンも好きなのだが、七味はどちらかというと晩年の老いて枯れてもなお録音や録画、演奏に執念を燃やすカラヤンに一層の親しみを覚える。ちょうどクラシックを聴き始めたころで、あの頃はやはりカラヤンがスタンダードだったこともある。ベルリンとのベートーヴェンなどはすっかり統率力が低下していて、粗が目立つが、それでも直線的で凄まじい演奏と思う。ウィーンとのチャイコやドヴォルザークなどはまた趣が違って、流麗で、華麗な演奏と思う。
晩年のウィーンとの録音は企画として元々あったものなのか、それともベルリンとのザビーネマイヤー事件をはじめとする確執・スキャンダルによって実現したものかはわからないが、ファンにとっては結果オーライともいえる。

DG POCG-4066



4 件のコメント:

  1. 幸せの黒い猫2019年11月3日 20:14

    自分のカラヤンの「新世界より」のレコードは
    1964年と1977年録音で
    昨日聴いたのは64年の方です。
    ネタにしていただきありがとうございます。
    三連休と思ってなかった状態の
    三連休は得した気分ですね。

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  2. カラヤンは同じ曲を何度も録音したので、聴き比べも楽しいですね。
    最近、疲れが溜まっていたので有難いですね。明日は奥さん孝行しようと思っています。

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  3. 七味さん、こんにちわ。穏やかな、三連休です。
    さて、カラヤンの新世界、5種類の録音があるようですが、私が好むのは、第2回目(1958年)BPOとのもので、しかも、LPです。この録音、発売当時は、東芝エンジェルの赤盤で、盛んに売られていましたが、CDは、あまり見られません。カラヤン初の、ステレオ録音なので、相当、力の入った演奏だったようです。その意気込みが、感じられる、俊敏で、筋肉質の美しい演奏です。ウィーンPOとの、最後の演奏も、ある意味、カラヤンらしくない演奏で、魅力的ですね。沢山持っている、新世界ですが、私は、例の「家路」のメロディを、どう演奏するかを、聴き比べます。チェコ系の指揮者、意外とさっぱり、やり過ごすことが、多いと思いませんか?

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  4. クレモナさん こんにちは。
    こちらは今日はちょっと寒くてファンヒーターを引っ張り出してきました。
    カラヤンの58年盤、これは知りませんでした。ストリーミングにあれば聴いてみたいですね。我が家には父の所有するクーベリック/WPh.盤がありました。これが刷り込まれている感じです。
    チェコの指揮者でいうとターリヒ、アンチェルにノイマン、クーベリック、ビエロフラ―ヴェクあたりになるでしょうか?
    みなさん比較的スッキリ快速系の演奏をするように思います。家路だけ、というわけではなさそうな気も・・・。今度聴いてみます。ありがとうございました。

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