2020年11月21日土曜日

心地よい音のバランスの最適解を探して

 この10日ほど、EQを弄りつつ帯域間の最良のバランスを探した。一時は、コレだッと思えるところもあったが、色々な音源を聴いていくと、モッサリした感じがやっぱり違うなあと思い、結局元のカーヴバランスが最良という結論に至った。それでも、色々弄った成果もあって、63Hzをもう少し絞ると気になっていた低域の膨らみがタイトになって良い方向に変化するとか、700Hzと900Hzを少し削ると耳痛い感じが和らぐなどがあって、それなりに出音の改善はあった。
元々のカーヴがかなりイイ線いって行ったとも言える。
まあ、紆余曲折と言えなくもないが、やってみて確かめてみるのは大事なこと。今回の試行錯誤があって現在がある、という事か。

S・ライヒの”18人の音楽家のための音楽”などは随分と聴きやすくなったと思うし、聴きやすい以上にのっぺりとしていた出音が立体的になって、ちょっと驚いている。まだまだ改善の余地はありそうだ。
この曲は、打楽器を中心に同じフレーズが少しづつ形を変えながら進行していく、ミニマルミュージックの金字塔。中音域から高音域にかけてのエネルギーが高いので、出音が煩くなりやすい。ベームのモーツァルトのレクイエムと同傾向のディスクで、七味のところでは再生が難しいものの一つ。

最適解は見つかるのか?多分見つからないだろう。でも、見つかんなくっても良いや、と最近思えるようになってきた。
こうして、ああでもないこうでもないとやっている時が苦しくもあるのだが、結構楽しいということに気が付いた。この楽しみ、無くしてしまうのはもったいない!七味にとってのオーディオの楽しみが無くなるに等しい。そんなことを思いつつ、この3連休を過ごそうと思っている。

今日は、近くの樹下美術館へ妻と出かけてきた。前々から気にはなっていたが近すぎて行く機会を逃していたが、冬季休館となる前にと思い行ってきた。上越ゆかりの作家の作品を展示している私設の小さな美術館ではあるが併設のカフェではオールドノリタケやマイセンをはじめとする素敵なカップ&ソーサ―で飲み物を提供している。これを目当てに訪れる人も多いと聞く。晩秋の庭を眺めつつ頂くコーヒーが美味しかった。

クールでホット。
これ1枚あれば十分と思わせる説得力ある演奏。

素敵なカップで頂くコーヒーはまた格別。

お皿にも素敵な絵が。




 















4 件のコメント:

  1. 幸せの黒い猫2020年11月21日 19:56

    自分は日曜単休の休日です。
    三連休お楽しみ下さい。
    メインシステムは何年も触ってないので
    逆に羨ましいです。

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    1. もう行ったり来たり、右往左往で節操なしでお恥ずかしい限りですが、こうやっていろいろ試行錯誤しているのが楽しいということに最近気が付きました。EQよりもスピーカーの内振り角度を揃えたのが大きいみたいです。動かした左Ch.を下げたり、CDを聴いていて鼓膜がさわさわするところを繰り返し再生しつつEQを調整、ということをやってます。
      紹介したライヒの曲、YouTubeにもあがっています。現代音楽ですがロックテイストでもあります。エレクトリックカウンターポイントという曲もおススメです!

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  2. こんばんは。連休初日、ゆっくり過ごされたようですね。午後は天候が回復して気持ちの良い日和でした。
    日没の時間が一番早時期で、明かる時間が短いのは少し寂しいです。うとうとしながらブラームスの室内楽などを聴いています。

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    1. こんばんは。今日は美術館のあと、久しぶりに本屋さんに行ってきました。昨日までの暖かさと打って変わって肌寒かったですね。
      晩酌、夕飯のあとは最近聴くことの少なかったSACD盤をチェックがてら聴いています。

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