2020年11月14日土曜日

心地よい音のバランス探しの旅は続く

今週は、ずっとEQの調整に時間を費やしてしまった。
元々、1000Hz以上をなだらかに減衰させて、20kHzで左右平均で-9.5dBくらい。それを今回、-13.5dBまで下げた。下げたものの、何だかまだ帯域間のバランスが悪く、高音が障る。
こうなると、これ以上高音域を下げられないので、仕方なく低音域を少し持ち上げ、相対的に高音域を下げることにした。プリのトーンコントロールのBASS(300Hzから下を受け持っている)のカーヴを参考にEQで300Hz以下を-1.5dBほど上げ、最低音域の31.5Hz以下と80Hzあたりを下げてみた。
さらにドッシリとした出音に変化。なかなかに良い感じ。それでも中音域に引っかかりが感じられたので、1000と800Hzをわずかに下げた。
その途端、靄が晴れたように、ビシッと音が決まった、感じがした。コレコレッ!これですよ!きっと。
こんな瞬間が来ることがどんなにうれしいか。ニンマリとしてしまいました。

夕方からはレコードに変えて聴いている。オルトフォンの煩さはどうか?これもしない。今のところ理想的なバランスで鳴ってます。デュトワ/モントリオールのローマ三部作が今まで聴いたことが無いような雄大さで響いてます。我ながらちょっと感激してしまったよ。

これまで、DL-103には針カバーが無かった。中古で求めたもので、針カバーが無いこともあってちょっと安かった。しかし、カバーが無いと針折れのリスクが高まる。カートリッジ本体の値上げとともに、針交換も値上げ。おいそれとは手が出せない価格に。そんなこともあって以前、メーカーにカバーのみ欲しいとメールしたが、対応していないという返事で諦めていた。
ところが、幸せの黒い猫さんから、取り扱いがあると教えていただいた。早速HPをみると取り扱ってはいたが品切れ中で、またまた諦めていたが、在庫がありますよと、こちらもまたまた幸せの黒い猫さんから連絡が。無事、予備も含めて2個ゲットできた。
届いたので、早速カートリッジに取り付けてみた。あんまりしっくりと嵌んないです。こんなものなのか?ま、無いよりはマシ、ということで。

以前のカーヴ

修正後のカーヴ

デュトワ/モントリオールのローマ三部作

試行錯誤して上手く嵌めてみました。
お尻を深く嵌めない方が良い感じに。


4 件のコメント:

  1. こんばんは。
    イコライザーもアナログもないのでよくわかりませんが、うまくいって何よりです。七味さんのニンマリした様子が目に浮かびました。

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    1. まだまだ微調整は必要ですが、良い感じになってきました。

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  2. 幸せの黒い猫2020年11月14日 20:38

    予備も買われていたのですね。
    ちょっと嵌まりがが確かに良くない感じですね。
    でもカバーが有るか無いかは大きいですよね。
    スイープ信号で実際どれだけ揺れるか気になるかもですね。

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  3. テクニカやソニーのカバーに比べると、着脱がしにくい感じですね。それでも針折れの心配が減ったのは精神的にも良いですね。
    EQはまだ微調整が必要ですが、ゆったりと鳴る感じになってきました。

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