2016年4月16日土曜日

熊本のことを思いながら

熊本を中心とする九州の地震が収束する気配を見せない。どころか震源域が動きながら地震の規模、被害ともに増しているように思う。昨夜は床に入ってテレビでNHKの地震関連のニュースを観つつウトウトしていたところに緊急地震警報が。もういけない。バッチリ目が冴えてしまって寝られなくなった。このままテレビを見ていると姉の住んでいる福岡も結構揺れた模様。早速にLINEで連絡する。「超怖かった」とのこと。その後も頻繁に緊急地震警報が。いつグラリとくるかと思うと「寝てらんない」とも。
この一連の地震、新潟県民にとっては新潟県中越地震を彷彿とさせる。あの時も本震のあとの余震がすごくてビビった。あの時、自分はすでに結婚していて娘も生まれていたなあ。自宅は震源域から離れていたので直下で揺れるということはなかった。職場は長岡・小千谷のお隣柏崎だった。独身寮や一人で暮らしている職員なんかは余震が怖くて会社に泊まり込んでいた。仕事中も結構な余震が続いた。あまりの多さに揺れているのか揺れていないのかわからない感じ。いつ来るかもわからない、いつ果てるとも知れない余震に対する怯えと、日常の業務と震源域に近い事業所との連絡・連携などで多忙を極め、精神的にもかなり追い詰められた。翌々年に退職し郡山に移ったがその遠因ともなった。

東日本大震災以来の大きな地震災害となった今回の熊本地震。あの時の経験が生かされるのかどうか?
自分にできることは限られているけれども被災地のみなさんと気持ちは一つです。早くこの地震が収束することを願ってやまない。

今日は観桜会開催期間中の上越高田までお出かけ。お出かけといっても職場が高田ですから大したことはないけれど。桜はもうほとんどが散ってしまった。今日、観桜会会場で予定されていた陸上自衛隊高田駐屯地の自衛隊によるパレードは、熊本への災害派遣が決まって中止になった。
この自衛隊のパレードについて地元の市民団体からは反対、中止の要請がされていた。「銃を携行しての行進は威圧感があり、観桜会のイメージにそぐわない」というもの。また安保法案が成立し自衛隊の戦闘組織としての意味合いが強まったことも理由らしい。
もちろん戦争には反対だし、安保法案も反対だけれど、高田の自衛隊は郷土の誇りだと思うよ。先の東日本大震災や中越地震、中越沖地震などの災害救助活動で活躍した高田の自衛隊を自分は誇りに思います。行けない自分に代わってぜひともしっかりやってきて欲しい。お願いします。頑張れ!自衛隊。

街なかでは予定通り痛車祭りとコスプレのイベントが開かれていた。娘が行きたいと申すもので親子で行ったが、自分は痛車もコスプレも全く関心の外。なんの理解も共感も沸かない。まあ、九州の惨状を思うとなんと呑気で平和なんだろうと思ったが、そんな呑気で平和な日常が一番なんだと5年前のあの日に思ったことを思い出した次第。


2 件のコメント:

  1. こんばんは。
    今日の午後以降は、少しは余震が落ち着いてきているようですが、まだ予断はまったく許せないですね。5年前と一緒で、こうなるとなぜそういうことがすぐ対処できないのかってことが多くて歯がゆいです。そして、日本人っていうのはすばらしいとも思います。

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  2. MUUSAN
    こんばんは
    ほんとまだまだ油断はできませんね。此方は申し訳ないですがただ見守ることしかできない歯痒さ、やるせなさが募ります。

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