2016年4月24日日曜日

復調す。最近、あっさりが好いんです。Orff Carmina Burana E.Mata / LSO Hendricks etc.

ようやくに調子が戻ってまいりました。身体の調子が戻るに従い音楽も良い音に。
しかし、町内の春祭りで休んだ水曜を入れると3日も休んでしまった。ホント申し訳ない。ただでさえモチベーションの上がらない月曜の出勤。それに休んだ済まなさが加わるわけで、一段と気が重い日曜の夜である。

今日は妻は出勤。娘とお留守番。昼飯、普段ならパスタでも作るところだが外に出て食べることにした。クルマで10分ほどのところにあるラーメン屋へ。ここのラーメンはとにかく豚骨ドロドロ「豚ダク(濁)」が売り。あ~、店ができるのが20年遅かったよ。めちゃ美味いスープなのだが、泥水かよ!ってくらい濁ってるしレンゲでかき混ぜたときの抵抗がすごい。濃ゆいし重い。いささか、いやかなり胃にもたれる。そこでアッサリとした鶏塩チャーシューメンにした。元来、お肉好きだが最近チャーシューの脂も苦手に。鶏塩はチャーシューも鶏ムネ肉を使ったものなのであっさりといただくことができた。画像、うまく撮れなかったけれど、金色に輝く澄んだスープが、美味い前に美しい。

今日はワルターのSP期の録音やらカザルスのバッハ無伴奏に、クライバーのフィガロなどを聴いていたが、夜になって少し元気も出てきたので、久しぶりにオルフを聴いている。オルフのカルミナブラーナは若いとき一時嵌まってディスクを買い込んだ覚えがある。最初は小沢(Phil)。次いでプレヴィン(EMI)。ヨッフム(DG)、ヒコックス、MTT、BISの室内楽版にケーゲル、オーマンディ。変わったところではペンデレツキ(ホントに変!)。新しいところではテラークのラニクルズとDGのティーレマンなど随分買った。
でも、そろっと聴いていて耳がもたれるようになってきた。身体がついて行かないようになったんよ。
で、今日聴いたのは割と早くに買ったエドゥアルド・マータ/LSOの演奏。デジタル初期80年か81年頃の録音。指揮者のマータはその後飛行機事故で亡くなってしまった。このCDを買う前に展覧会の絵とラヴェルの管弦楽曲をいくつか集めたディスクを持っていたが、その演奏はかなりクドイ演奏で面白く聴けた。いわゆる「と盤」ですな。で、期待を込めてこのカルミナを買った訳だが、よい意味でその期待は裏切られた。とてもアッサリ、スッキリとしたモダーンな演奏であった。ソプラノ、バーバラ・ヘンドリックスの可憐な歌声にもまいっちんぐ、であった。録音もRCAながらとってもグー。デジタル初期の隈取クッキリの華麗な録音。手元にデータがないので何とも言えないが、ロンドンSO.の演奏なのでロンドンでの録音だろうし、もしかしたらデッカのクルーによるものなのかもしれない、と今しがた思い至った。(追記。調べたら全然違ってました。)
演奏良し、録音良し、値段良しの3拍子そろったディスクであった。


RCA 09026-68085-2


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