2016年7月26日火曜日

爆演系なのか? Carlos Païta AD 8&9

カルロス、と聞いてトシキと答えた君は1000%。ゴーンと答えた君はクルマ好き。クライバーと答えた君は良識ある人。パイタと答えた君はちょっと変わった人だね、きっと。

別にカルロス・トシキが言いたくて、というわけではない。今日、たまたまクナのワーグナーアルバムが聴きたくて、ドヴォルザークとワーグナーのディスクを入れている箱(特に意味はない)の中を探していたら見つけた、パイタのドヴォ8と9番。いつ買ったのかも覚えていない。聴いた覚えもない。でも買ったんだろなー。モノは試し、どんなもんかと聴いてみた。

で、感想を一言でいうなら、「判っかり易ぅ~」だ。デカい音はデカい。速いところは速い。単純なんだ、この人は。9番終楽章のティンパニの強打が矢鱈と大きい。通常の3倍の大きさだ。コーダ、デミヌェンドで儚く消えるように終わるところでは通常の3倍伸ばす。でも、どうしてもそこに必要性を感じない。何故3倍大きくするのか?3倍長く伸ばすのか?単にそのほうがカッコイイから、か?要は自己主張が強いのだ。エゴイスティックでナルシスト。オケをドライヴすることが第一義、そんな感じ。
聴いていて気になるのは音楽に対する感興が薄い。非常に薄い。食べ終わり間近の素麺のツユくらい薄い。あまり曲そのものには興味ないらしい。
まあ、爆演という括りでよいのかも。どこかで許光俊がこの人のワーグナーとR.シュトラウスを持ち上げていたように記憶している。聴いたことがないのでなんとも言えないが、このドヴォを聴いて、じゃあワーグナーもという気にはならない。ファンの方には申し訳ないが致し方なし。許してほしい。
とは言え、15年前の「と」盤探しに没頭していた自分だったらスゴイと思うのかはわからない。

今日は、直江津の花火大会なのだがこの夏一番の土砂降り。梅雨が明けたというのに、だ。多分中止(もしくは延期)だろうと思う。今朝は福祉施設での殺人事件のニュースで目が覚めた。亡くなられた方には心よりご冥福をお祈り申し上げたい。しかし、犯人の青年に何があったのだろう?その心の闇が怖い。


Lodia LO-CD 789


4 件のコメント:

  1. 次回のリクエスト決定ですな。

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  2. こんばんは。
    はっは!
    このディスク、いつ買ったのか?どうして買ったのか?謎。
    ぜひ聴いてみて。

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  3. ゴーンと答えた君は高給取り。
    カルロス・パイタの名はクライバーを思い出すと、昔、レコ芸で知ったのでしょうか、連動して思い浮かぶことがありました。ジャケット見て、顔も思い出した気がします。
    今日はかなり暑かったです。体調、気を付けましょう。

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  4. 私はやっぱりトシキ。カルロス・トシキとオメガトライヴ、ですね。
    いや、しかし暑かったですね、というか今も外の家の中も暑い。エアコン、スイッチON!

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