きっかけはyositugukaさんのブログでのコメントのやり取りから。
実は、七味はスヴェトラーノフのチャイコフスキーはエクストン盤も含めて1枚も持っておらず、yositugukaさんの記事を読んで聴いてみたくなった。
で、早速にHMVに注文したが、度重なる入荷遅延。終いには入荷未定となってしまった。それでも根気よく待ってはみたものの一向に入る気配がない。廃盤ではなさそうだがどうしたことか。
Amazonや他の中古ショップでも探したが見つからなかった。うな君にもお買い物をお願いしたが、結局オークションで落札。もう少し競るのかと思っていたが意外にあっさりと落札できた。
まだ届いたばかりで4番と悲愴を聴いただけだが、これが存外に良い演奏。もちろん苦労して入手したというバイアスも掛かっているのだろうがそれにしても鮮烈な演奏だ。
この時、スヴェトラーノフは39歳。ソヴィエト国立交響楽団の首席指揮者に就任して2年目。ロシアの重戦車の異名は伊達じゃないぜ。でも意外に繊細なところも持ち合わせている。
録音もまた良し。メロディアというと録音の悪さが良く言われるところだが鑑賞に全く差支えないばかりかこちらもまた、鮮烈で瑞々しい。レンジはこの年代の録音にしてもやや狭いと思うがセパレーションよく混濁や音響の飽和は少ない。後年のロジェストヴェンスキーのショスタコなどに比べてもこちらの方が聴きやすい。
ということで、チャイコ全集の決定盤の出現か?なかなかコレッ!というものに巡り合えなかった心の渇き・飢えを満たしてくれるディスクの登場である。
露メロディア MEL CD 10 02157 |
こちらも気になるロシアン・シンフォニック・アンソロジー Vol.1 56枚組で5万4000円! さすがに手が出ません! |
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