特に予定のない七味。妻娘ともに出払う予定でもあるし、是非と返事した。
こちらもちょうど、オーディオの調整が一段落もしたが、またぞろ微調整(という要は迷い)したところだったので、声をかけようかと思っていたところだった。
先月、富山であった中古レコードフェアで押さえてもらった戦利品、スヴェトラーノフのラフマニノフの交響曲ほかを携えてうな君はやってきた。
9時から昼食をはさんで3時半くらいまで、LPを中心に音楽を聴いてもらった。
三銃士の集まりはだいたい午後1時から3時間くらいなので、およそ6時間も、というのは少々くたびれる。しかし、やっぱり音楽やオーディオについての語らいは楽しいもの。
我がオーディオシステムのインプレはうな君にお任せするとしよう。
本日イチオシのレコードは、うな君持参のハイフェッツのバッハ無伴奏。モノラル録音なのでMono針で。ハイフェッツというと即物的な演奏をイメージしていたが、さにあらず。思いのほかよく歌い込まれた演奏。モノラルゆえそれほど響きが広がらないがその分凝集力というか音楽への集中力というか、音楽の引力に強く引き込まれた。
もう一枚。イ・ムジチの現代音楽選からレスピーギの古風な舞曲とアリア。最近の演奏に比べてゆっくりたっぷりと音楽を運ぶ様を聴くと、より一層、曲想が際立つように思う。
さらに、もう一枚。スヴェトラーノフのラフマニノフの交響曲第2番。メロディア音源の米CBS盤。初めて見たがこれは珍しい? かなりプチプチ、ザラザラとしたノイズが乗っかるが、音は素晴らしかった。よくLPはプチプチとノイズがあって音質が良くないと云う人がいるが、音質が悪いのではなくて盤質が悪いのだ。そこを勘違いしてはいけない。
それにしても、レコードプレーヤーを動かしたのはいつ振りくらいだろうか?3か月振り?普段は面倒くさくてCDばかり。久しぶりに聴いたLPはやっぱり良い音がする。
同一音源をCDとLPで聴き比べてみたが、やはりLPの方が音数が多いという意見で一致した。あと弦楽器、特にバイオリンなどの艶感はLPの方が確かに、ある。弦を弓で擦っている感じがLPのほうはあるが、CDはそれが希薄なのだ。
では、CDはダメなのか?というとそうでもない。これでも十分に立派な音がする。ただ、LPの音を知ってしまうと…、やっぱりイケない。
以前伺った、糸魚川のKさん曰く「レコードは手を掛ければ掛けただけ音が良くなります」とおっしゃっていた。その通りだと思う。プレーヤーの振動対策などもそうだし、レコードのクリーニングもそう。
その言葉を肝に銘じて、レコードを聴いていきたい。
うな君、たいしてお構いもできず、すまんかったね。部屋も掃除してないし。でも今日はホントに楽しかったわね。また三銃士で会おうさね。
フィリップス SFL-7541 ジャケもポップで秀逸 |
CBS M33121 |
Victor SHP-2553 4 |
Mercury SRI 75016 比較試聴したCD Mercury 434 308-2 |
乙でした。
返信削除アナログ、いいなあ、、、
ありがとね。
返信削除アナログやってみなよー!
自分のブログにも書きましたが
返信削除自分も暫くぶりにレコードを聴きました。
カートリッジがDL103LC2なので
音はナローですが雰囲気は良かったです。
自分は
シャープな音はCD
ナローな音はレコードと言う印象です。
黒い猫さん おはようございます。
返信削除DL103シリーズはカマボコ型でナローと聞きますが、人間の耳の美味しいところ(周波数域)をしっかりと出すタイプでしょうか?高域を欲張らない分、派手さは無いですがその堅実なところがまた、魅力ですね。
我が家では以前、103に重めのシェルを使っていましたが、どうにも暗く躍動感のない音になってしまい中量級に変えました。
黒い猫さんはどんなシェルをお使いですか?
結構、シェルの選択に悩んでしまうこともありますね。
我が家のエソテリックSA10にはデジタルフィルターがワイドとナロウに変えられます。普段はワイドです。
自分はテクニクスのシェルを使ってますよ。
返信削除シェルとカートリッジの相性は大事ですね。
おー、テクニクスは汎用性が高く使い勝手がいいですよね。
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