2019年10月27日日曜日

Delibes Coppélia & Sylvia

先週のいつだったかは忘れたが、朝のFMでドリーブのコッペリアの抜粋をやっていて、気の重い通勤時にもちょっと心が浮き立つ感じがした。
この曲はいつ聴いても優美で華麗。そして音楽がよく動き、シンプルによく鳴る。
その時は確かリチャード・ボニングとナショナル・フィルハーモニック管弦楽団の演奏だった。
七味はてっきりワシントンのナショナルPO.だとばかり思っていたが、どうもロンドンのレコーディング専門のオケらしい。
七味はいまのところ、アンセルメによるハイライト盤(これはシルヴィア組曲とのカップリング)のCDとLP、それから全曲盤のLP、マーキュリーの全曲盤CD(こちらはシルヴィア全曲と合わせて3枚組)を持ってはいるけど、普段聴くことはほどんどない。
よく考えたら、作曲したドリーブのこともよく知らないし。
wikiで調べるとフランスの作曲家でフランス・バレエ音楽の父と呼ばれてるらしい。1836年の生まれで1891年に亡くなっており54歳と早逝と言ってよいかもしれない。パリ音楽院で『ジゼル』で有名なアダンに師事したとある。サンサーンスと同世代。サンサーンスはもう少し長生きします(1921年没)

正直なところコッペリアとシルヴィアしか知らないし、この2曲が七味の頭のなかでゴチャゴチャと一緒くたになっております。今回、アンセルメ盤(ハイライトとシルヴィア組曲)を聴いて何とか違いが判ってきた。今までコッペリアの中の一曲だと思っていたものがシルヴィアだったり・・・。七味的にはコッペリアより9年ほど後のシルヴィアの方に円熟味を感じもしますが、コッペリアの音楽の勢い、みたいなものにも感心します。好みではシルヴィア、かな?
どこかで聴いた曲、チャイコなどの音楽が響くし、少し上の世代のワーグナーやシュトラウス・ファミリーなどのエコーが聴こえるような気がいたします。ただ、その混じり具合がなんとも絶妙な気がして、この辺りが上手いと思います。
ドリーブ、後世に残っただけでもスゴイ人なのかも。

朝からシルヴィア(こちらはBallet in Three Actsとありますが全曲盤のよう)とコッペリア全曲をマーキュリー盤で聴いている。やや乾いた音調が一層格調高く聴かせてくれます。ジャケットも秀逸。

Mercury 434313-2




4 件のコメント:

  1. 幸せの黒い猫2019年10月27日 12:48

    通勤時のFMってクラッシックが
    流れてるならNHKでしょうか?
    自分も通勤はFMを聞きながら
    運転してますが民放の放送局です。
    車でクラッシックを聞いても
    楽しくないので民放を聞いてます。
    家でオーディオでのFMなら
    クラッシックは楽しいですけどね。

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  2. そうですね。NHKFMです。職場まで40分くらい掛かるので結構聴きごたえがあります。今回のように、聴く曲を探す感じもあります。
    家ではついつい音質を気にしてしまいがちですが、カーステは気兼ねなく聴けます。

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  3. 初めまして、コメントに参加させて下さい。50年ほど、クラシック音楽を聴いてきました。それなりに、オーディオもやっています。
    コッペリア&シルヴィアは、たまに聴きたい曲の一つで、私も、色々持っています。やはり、アンセルメや、ボニングが定番ですが、マリが指揮した盤も、お気に入りの一つです。ただ、これらの曲は、抜粋盤で十分ですね。全曲盤は、退屈です。あくまでも、バレエのためのもので、音楽鑑賞という点では、イマイチです。それに比べると、やはり、チャイコフスキーは、すごいですね。三大バレエ曲は、全曲でも鑑賞に耐えます。まあでも、ちょっとした息抜きには、ドリーブは最適で、ワルツもチャーミングです。

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  4. クレモナさん、初めましてでこんばんわ。そしてありがとうございます。
    mikotomochiさんのところでのコメント、いつも拝見しています。
    七味もほとんど聴かないのですが、偶に聴くとやっぱりよくできた曲だなあと感心してしまいます。持っているディスクはブログに書いたとおりですが、ジャン・バティスト・マリ(で良かったでしょうか?)盤は知りませんでした。
    あんまり内容の無いブログではありますが、これからも良かったらいらして下さい。

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