今日も何だか昨日の延長のような感じ。まあ、寝ていてもいいのだが少し起きてみることにして、チャイコフスキーの交響曲なんぞを聴いてみる。
後期3つの交響曲と言えばムラヴィンスキーとレニングラードのDG盤が、これはもう何と言っても大名盤だけれど、切れば血の噴き出るような演奏は今の七味のHPでは太刀打ちできないので今日はちょっと遠慮して、ザンデルリンクとベルリン響の演奏を。
このディスクは多分あんまり評価されていないんじゃないかと思う。七味もコレが名盤だというつもりはないけれど、今の七味には滋味に溢れる温かいスープのように身体に沁みる。
78年頃のデジタル録音。その辺りの話はコチラに詳しい。
晩年の大家の風格はこの頃のザンデルリンクには残念ながら、まだ無い。けれども過度にテンポを煽ったり、派手な演出を避けるなど、その片鱗が垣間見え、ちょうど巨匠へのステップの過渡期を記録しているように思える。
この録音以降のチャイコのCDリリースは無いようだけれど、あったら是非とも聴いてみたい。
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Denon COCO-70494~5 |
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