2019年12月1日日曜日

DS Sym.11”1905” 

昨日は、妻がFS(フィギュアスケート)仲間と夜まで遊んでくるといって出掛けたので、娘と留守番。
娘も金曜にようやく学校に行ったものの、今週のほとんどを床に臥せっていたためか、すっかり廃用症候群。インフルで体力が落ちた上、寝ていて身体を使わなかったことで筋力も落ちてしまったようだ。来週からは定期考査。身体がしんどいだろうケド、頑張れ!

そんななか、七味はEQの微調整に一日を費やした。
バークレイⅡのセッティングをSPの左右の間隔はほぼそのままに内振りの角度を付けてみたが、そのままのEQカーヴでは中~高音域がモリモリして抜けが悪くなってしまい、聴いているとどうにも耳が痛いので削った。まだまだ調整は必要だがまあまあ聴ける出音にはなった、と思う。

先日のEテレクラシック音楽館での井上道義とN響のショスタコ11番の演奏会を観てからショスタコばかり聴いている。ロシア革命を題材にしている11番は、次の12番と並んで以前は、体制に迎合した革命賛美の曲のように言われ、駄作とまで評されていたが、最近はその評価も変わりつつある。
七味的には何よりもカッコイイ曲。いくらでも裏読み・深読みできるのだけれど、それは置いておいて、とにかくカッコいい曲なのです。
11番はそんなにディスクを持ってないのだがパパ・ヤルヴィ/エーテボリ響盤、それにベルグルンド/ボーンマス響盤が録音も良くて気に入っている。スタイリッシュさではヤルヴィ盤が持っているなかで一番かと思う。
演奏ではコンヴィチュニー盤やムラヴィンスキー盤の方が、より鋭く心抉られるのだが、いかんせんモノラル録音なのが残念なところ。特にコンヴィチュニー盤は初演後、間もないころの録音で何とも言えない底なしの怖さがあっておいそれとは聴けない演奏。

今日、妻と買い物に出掛けたが、スーパーの店頭にはすでにお正月飾りが。そうか、もう師走だもんね。令和元年もあと一か月か。

DG POCG-1043

EMI 5 73839 2
カップリングの7番も秀演

BMG BVCX-4028

8 件のコメント:

  1. 幸せの黒い猫2019年12月1日 19:22

    我が家の方でも
    スーパーに正月飾りが置いてありますよ。
    本当にもう師走なんだと
    月日の流れの速さに驚くばかりです。
    今日午前は親父のシステムは良い音してたのに
    夕方行ったらプリとパワーを変えていて
    音が滅茶苦茶になってました。
    原因は残留ノイズのあるプリに
    安物中華アンプのパワー。
    もうホーンからサーノイズ垂れ流し。
    すったもんだで元に戻させました。
    能率が高いからほんの少しの
    残留ノイズが肩こりや疲れの原因に成るのです。
    親父は古いジャズしか聴かないから
    録音のノイズと混ざってそれが分からないみたいなので
    クラッシックを聴かせて納得させました。
    タンノイも能率が高いので僅かな事が重要なんでしょうね。

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  2. 我が家もサーノイズがあります。フロントバッフルをしっかり向けたことで目立たなくなった?と考えています。
    お父様、フットワークが軽いですね(笑)。
    我が家の場合、肩こりや疲れ、頭痛は500Hz~2000Hzあたりの中音域の張り出しが原因と考えています。
    まだ、ちょっと中音域がキツイ感じはありますが、随分良い感じで鳴っています。
    師走ですね。早いものです。これから忘年会のシーズン。暴飲暴食や夜更かしなどせぬよう気を引き締めていきたいものです。

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  3. 幸せの黒い猫2019年12月1日 19:45

    通常のボリューム位置で
    サーノイズが全くない状態が
    結局はヒリ付きや疲れの無い
    環境の近道だと個人的に
    経験上感じています。
    ノイズは本当疲れの原因です。

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  4. サーノイズ、我が家ではユニットに耳を近づけないと聴こえないレベルです。リスニングポイントでは聴こえないと思います。程度の問題もありそうですね。

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  5. 若い頃、、ストコフスキーに凝っていた時期があり、この第11番を、LPで購入しました。ストコフスキー/ヒューストンSO(キャピトル盤)の、赤盤でした。第5番は既に持っていた(バーンスタイン)のですが、出だしから、延々と、低音がうごめく曲想に、当時、全曲を聴き通した記憶は、ありません。CDになって、ハイティンク、バルシャイ、ヤンソンス、ペトレンコ等を聴いていますが、まだ、魅力は感じていません。これから、ゆっくり、聴いていきたいと、思っています。
    さて、私は、オーディオに対して、特別、シンプルさを、良しとするものでは、ありませんが、かといって、EQなどを、積極的に使おうとも、思いません。ノイズなどの発生に対しては、徹底的に取り除きますが、音色の調整は、周辺機器の調整で、対応します。ですから、極端な変化はありません。まあ、それで良いかなと、思っています。一方、著名なオーディオ評論家は、EQなどを積極的に導入して、装置の性能を極限まで、磨き上げているようです。再生芸術家?とでも、いうのでしょうかね。七味さんも同じだと思います。

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  6. クレモナさん
    ストコ、意外とまともな演奏と感じます。
    EQを使い出して8年ほどでしょうか。部屋の定在波や共振の影響をできる限り除きたいとの思いで使っています。上手くいけばかなり見通しの良いスッキリした音調になります。しかし、これが全くすんなりとはいかず微速前進といった感じです。
    オーディオはいろんな手法がありますね。自分も含め、こだわりが皆さん強いですね。そこが面白いです。
    再生芸術家という言葉は聞きますが、あんまりピンと来ないです。

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  7. 七味とうがらしさん、こんばんは。

    11番、最近、すっかりツボにはまってしまってあれこれたくさん聴いてます。ヤルヴィの演奏は第二楽章の虐殺の部分がたぶん最高速じゃないかと思います。あのスピードでしっかり演奏できるオーケストラも大したものです。井上さんと大フィルの演奏も良いですね。旧ソ連陣営ではコンドラシンもさすがです。ベルグルンドは聴いたことないかも。今度、聴いてみます!

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  8. ばけぺんさん こんばんは。
    第2楽章のこの部分、聴いていていつも無声映画の伴奏を連想してしまいます。群衆が逃げ惑うシーンも何だかモノクロの映像を観ているみたいに感じてしまいます。ヤルヴィ盤は初めて買った11番のCDでした。確かに最速かもしれません。

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