2017年6月3日土曜日

オーディオの近況 Ozawa / BSO Bartók ; Concert for Orch.

昨日は大荒れ。朝の出勤時、缶コーヒーの空き缶が空を舞うほどの強風。クルマの外気温計をみると何と14℃。ガチガチと震えながらいつものコンビニで一服。旨いもへったくれもなかった。
我が家と同じ大潟区では落雷によると思われる火災も起きた。お気の毒、としか言いようがない。
幸い、我が家のすぐ近くには高い鉄塔があって、そこに避雷針が付いているので、雷さまはそこに落ちる。ただ、サージはやっぱり心配。
今日も風が強く、6月にしては肌寒い。仕舞ってあった長袖Tシャツを引っ張り出して着ている。

EQを中心としたセッティングの近況をば。
この冬、随分とEQ調整に時間を割いた。結構聴ける出音になってきたように思っていた。
が、4月に糸魚川のKさん邸にお邪魔させていただいて、各帯域のあまりのバランスの良さに驚いて帰ってきた。
かなりの大音量にもかかわらず、決して低音域が出しゃばらない。あれだけの大きなシステムなのだし、片チャン30㌢×2発。相当な低音の量だと思うのだが、出音は非常に軽やかな印象だった。このあたり、参考になるのではないかと考えていた。

それから数日後、Kさん邸で聴かせていただいたベームのグレイトをターンテーブルに載せた。するとやけに低音域がブンブン云う。EQのスペアナをみると63Hzを中心にかなり膨らんでいる。SP設置場所の制約も多い七味の部屋。しかもボロ。80~125Hz辺りがかなり膨らんでしまうので、EQで叩いていたが、63Hzとは。それで思い切って絞ってみた。随分と聴きやすく変化。このまま様子を見ることにした。当初はちょっと物足りない感じがした。高音域をわずかに削って帯域間のバランスをとってみると今はほとんど気にならなくなった。
ここにきて、ようやく我が家は低音が出過ぎていたことに気が付いた。トホホ…。
よくよく考えてみるに、この半年ほどは高音域の耳痛な音の対策にばかり注意が向いていた。低音域への関心・注意が知らず知らず知らずのうちに低くなって気付かずにいたのか、と思う。

さて、もう一つ。
スイープ音を使ってのEQ調整を最近になってやってみた。ブィ~ンと音がして、20Hzから徐々に周波数が上がっていくというもの。繰り返しスイープ音を鳴らしてみると160Hz辺りでSP背後のY社の調音パネルが鳴いていることが判明。多分、床からの振動に共振してのことだろうと思う。
この共振、結構音を濁らす原因なんだけども、共振していることがなかなか判らないから厄介だ。判ったとしても部屋の何が何ヘルツで共振しているかを知ることがまた難しい。
実際のところ部屋の何が共振しているのか判れば、対策してそれで済むわけだが、これが電灯の笠だったり、CDラックだったりすると厄介。小物なら片付けてしまえば良いが、大きなものや無くてはならないものだったりする場合は厄介だ。今回は調音パネル。厄介な方だ。
気が付かなければ、そのまま気にせず満足して音楽が聴けるものが、うっかり気づいてしまったばかりに気になってしょうがなくなる…。困ったものだが、これもオーディオあるあるの一つ。

調音パネルの対策は床との間に何か挟むか脚周りをしっかりさせるくらいか。コレ、背も高いのでフラフラしているのが気になっていたところ。ちょうど良い機会かもしれぬ。

今日は小澤のオケコン。このディスク、七味にEQをはじめとする音響対策を決意させた張本人。
録音は94年。この頃になるとフィリップスによるボストン響との録音は少なくなり、これくらいか。フィリップスとはサイトウキネンやWph.と、DGとはBPh.との録音が増えてくる。
ライヴ録音のせいなのかはよくわからないけれど、ティンパニが突出して聴こえて耳が痛い。特に終楽章の冒頭のティンパニが我が家では膨らんで耳を圧迫しとても聴きづらかった。
このディスクもようやく安心して聴けるようになった。

小澤といえば、最近こんな記事を目にした。いまだ完全復帰とはいかないようだ。

もう一つ。こんな動画もある。結構笑えるがこれが正論?とも思える。


フィリップス PHCP 5277





4 件のコメント:

  1. 笑。
    新日本フィルはヘルマン・ゲーリングに任せてみてはどうか?
    又は第3帝国総統は吉田秀和でも良し。

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  2. こんにちは。
    この動画面白いよね~。
    チッキショーメ!
    しかし、小澤大丈夫なのか?

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  3. 七味とうがらしさん、こんばんは。
    いや~、この動画面白いですね(笑)。誰が作ったのでしょうか?センスあります。

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  4. こんばんは。
    ホント、何回観ても笑えます。
    元は確か ヒトラー ~最後の12日間~ という映画ではなかったかと思います。
    しかし、小澤が心配。まだまだステージにやり残したことがあるのでしょうケドね。

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