今日は比較的早く帰宅できた。昼間、娘の友人が遊びに来て、お土産に各種かまぼこを揚げた「すり身揚げ」というものを持ってきてくれた。とてもシブいお土産のチョイスでナイス。早速おいしく頂いた。というのもその友人、市内の有名かまぼこ店のお嬢さんだから。良い友達を持ったなあ、娘よ。
で、ベームのブルックナーの交響曲第4番「ロマンティック」である。これは説明などいらない名盤中の名盤であるからして何も書くことなぞないのだが、意外に再生が難しい部類のディスクに入るんじゃないだろうか。皆さんところではどうなのでしょうね。
やや円背のベーム翁が左人差し指を口元に当てている横顔のジャケット。バックはぼやけているがムジークフェラインザールだろうか。いや、違うか? でも、様になってるなぁ。73年の録音だから発売は74年か75年頃か。このジャケットはその後のベーム人気の大きな要因になったのではないかと推察する。ベーム人気をリアルでは知らない世代の七味もコロッといかされたクチ。
我が家ではこの盤は結構手強い。デッカのソフィエンザール録音特有のフォーカスされた楽器の音と豊かなホールトーンのバランスをとるのが難しいと感じている。
思ったほど低音域が伸びていないのも要因かと思うし、逆に中音域が厚いのかもしれない。各楽器の音があんまり混じらずにそれぞれが鳴っていて、特にホルンが突出してちょっと浮いた感じに。なんというのだろう?ブレンド感がない音なのだ。決して優秀録音ではないとも感じるがベーム、ウィーン、デッカと3拍子揃ってしまっているが故、スルーできずにいるのも事実。聴いていてもなんだか一味が決定的に足りない思いがするのだ。今回も完敗である。
盤によっても違うのだろうか?あんまり盤の所為にするのは好きではないけれど、自分が所有するCDは国内セカンドかサード盤だろうかと思う。ロンドン・ベスト100の1枚。初期の西ドイツ盤なんかよさそうな気もするのだが。LP(国内盤)ではもう少しまともな音がするのだが。
LONDON F00L-23067 |
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