今日は防災の日。最近の九州の水害をはじめ、大規模な災害が増えたような気がする。
あまり視聴率が振るわない大河ドラマ”いだてん” そこでも関東大震災が描かれていたっけ。
七味の祖父は当時、テーラーで奉公していて被災し、生前その様子を話してくれたっけ。よく覚えていないけれど。満州に渡り、終戦後はシベリア抑留を生き延びた。なかなかのサバイバーであった。
昨日は三銃士の一角、Kazuさんが遊びに来てくださった。前回我が家にいらっしゃったのは春くらいだったから凡そ5か月振りか。その間、七味がkazuさんのお宅に夏前に伺っている。
専用電源を引いた後、初めてのオフ会か。
先週、現在の音作りの方向性に一抹の不安を抱いた七味。幸せの黒い猫さんから実に直球ズバーンのコメントを頂きもした。言われてみればしばらくEQをオフにして聴いたことが無かった。
試しにオフに(器械を外さずともオフにできる)してしばらく音楽に耳を傾けてみる。
ふむ、悪くない。悪くないんだけれど、やっぱり低音が多すぎる。ある程度(部屋の構造や動線など制約のある中)セッティングを追い込み、そのうえでEQを噛ませている。もちろん測定もし、部屋の伝導特性を元にフラットになるように補正されたうえで、好みの音となるようカーヴを作っている。
これを例えるならEQによる調音は女性の(別に男性でもイイけど)お化粧に近いかもしれない。粗を隠し、陰影をつけ、ぼかすところはぼかし、際立たせるところは際立たせる、そんな感じ。ナチュラルメイクとはいうけれど、あくまで自然な感じ、ということでけっして薄化粧ではない。地があっての化粧なのでやはり限界はあろう。
ここまで、何とかナチュラルメイク(補正を感じさせないような)と言える出音に近づいてきた手ごたえはある。ただ、今回はちょっとやりすぎというか迷いが生じてしまった。
幸せの黒い猫さんの指摘に従ってEQをオフにして良かった。(幸せの黒い猫さんの指摘の主旨はそこではないのは承知の上で)改めてEQの良さを確かめられた。
EQによる調整は一見簡単、お手軽・安易な感じもするが、機器のセッティングの追い込み同様に非常に根気のいる作業。正直なところSPセッティングをご破算にして一からEQ調整をする”ずく”が今の七味にはない。
EQオンとオフを聴き比べ1000Hz以上を少し持ち上げみた。これまで高域を下げ過ぎていたようだ。
さて、オフ会はやっぱり楽しいものだった。Kazuさんからもおおむね良いお言葉を頂くことが出来た。
いろいろなCDを聴いていったが途中、大江千里からリゲティときてモーツァルトのピアノ協奏曲を続けて聴いた時はちょっとクラッときた。モーツァルトの典雅なこと、典雅なこと。
こうして同じ時間を共通の趣味を持って共有できることは本当にありがたいことだと思った次第。
ありがとうございました。
Kazuさんが帰られてから、ヤマハのパネルの向きを少し内向きに試したりと微調整。そのうち興が乗ってきて、プリアンプをデンオン(1500AE)に変えてみた。
高域のチリ付き・ヒリ付きはやや良いかな?という感じであんまり変化はナシ。音調はマッキントッシュに比べるとよく言えば豊潤。悪く言えば甘く締まりが無い感じもセッティングやEQの調整で何とかできそうな感触。2時間ほど聴いてマッキントッシュに戻した。もとに戻す際に接点のクリーニング。貴金属磨きの布でRCA端子をコシコシ。ピカピカ。
それからタオックのしたに咬ませていたインシュレーターを取っ払った。
心なしか音がよくなったような、ノイズ感も減ったような・・・。
あっという間に9月。今年も3分の2が過ぎたことになる。早ぇえなあ。
本当気付けば9月。
返信削除月日の流れが早いです。
自分はイコライザーは使ってませんが
スーパーツィーターで微調整はしてます。
通常は使っていますが
数年に一度は敢えてスーパーツィーターの
無い音を確認することにしてます。
あくまでも基本の音がしっかりしてないと
微調整の意味が無いですからね。
同じように友人が来た時等に
サブシステムのコンセントを
ホスピタルグレードから普通のタップに
変えたりして敢えて悪い状態の音を
確認することも。
現状の位置を認識しないと先の道筋が
見えないですからね。
幸せの黒い猫さん ありがとうございます。
返信削除今回EQナシの音を久しぶりに聴いて、地の音と傾向がそれほど離れていないことが確認できました。
イコライザーは帯域調整は出来ても
返信削除万能では無いですからね。
使っている機器の特性までねじ曲げる
訳ではないですから
基本の音はとても重要だと思います。
同じ事はケーブル交換やインシュレーターでも
言えると思っています。
素の音の重要性を再認識してます。
あくまでも部屋の伝送特性の補正の代償的なものと考えていますが、これが結構効くんです。
返信削除最後の一曲、シューマンのライン、ハイティンク盤も良かったです。団子状態で砂が混じったようにざらざらした音響のイメージでしたが、そのようなことは全くなくバランス良くきれいでした。
返信削除これからもより一層みがきをかけたいですね。
kazuさん ありがとうございます。
返信削除フィリップス録音のシルキーな余韻の再生はやっぱり難しいです。
帯域間のバランスがキモと思いますがそのさじ加減が難しいのでしょうね。