2020年5月30日土曜日

ローマの祭り&噴水 プレヴィターリ/聖チェチーリア音楽院O.

先日のハルサイの記事にコメントを寄せてくださったz-zakuさんと幸せの黒い猫さんが今週、音源を送ってくださった。
都合8枚。有り難いことです。粉瘤の件もあって落ち着いて聴けませんでしたが、ようやく聴き始めています。

全てを取り上げることは難しいかもしれません。まずは興味のあるフェルナンド・プレヴィターリ/聖チェチーリア音楽院O.のレスピーギから。
祭りと噴水。ネットで調べるとプレヴィターリにはデッカに”松”の録音もあるようです。この2曲はイタリアのリコルディというレーベルに録音したものをRCAが出した、という事のようです。リコルディといえば楽譜出版社。関係ありそうです。59年の録音とのことで、同年にはフリッツ・ライナーがシカゴとともに、松と噴水をRCA録音しています。このほか、カラヤンもフィルハーモニアO.と58年にEMIに録音してます。

さて、この演奏ですが今の録音では聴けないような鄙びた感じが印象的です。オケの力量としても物足りないところを、あまり欲張らず、小細工ナシといった感じ。そういった意味では噴水の方が、こちらもかなり高度な技量を求められるとは思いますが合っている気がします。こんな演奏もイイですね。ただ、現代では難しいかもしれません。
レスピーギの録音は本場イタリアのものは少なくて、イタリア人指揮者の録音は多いのですがオケがイタリアというのはほとんどないのが現状。曲が派手なので、オケの技量を見せつけるような扱いが多い気がします。
このあたりはバルトークにも共通するかもしれません。まあ国際的に認知されているというふうにも云えますね。
でも、もっともっとイタリアのオケの演奏が出てきて欲しいですね。

一緒に入っていたロッシーニの序曲集は歌劇場で活躍したプレヴィターリらしく、良い感じに肩の力の抜けた軽さのある演奏で素敵です。




2 件のコメント:

  1. 実はこのCD、暫く聴かずに眠っていたのですが、今回のブログでのやり取りを機に久々に聴き直してみました。
    確かにオケの力量が今一つな部分はありますが、力に任せて押すような演奏と違い所々弦楽器の繊細さが光る印象を受けました。
    そういう意味では仰るように噴水の方が好ましい演奏だと思います。
    他のオケではなかなか聴くことの出来ないタイプの演奏なので、これはこれでアリだなあと一人で納得してます(^^;)

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  2. z-zakuさん
    良いものを送ってくださりありがとうございます。
    50年代後半のまだそれぞれのオケがまだまだローカル色を残していたころの貴重な記録と思います。噴水の陰影のある雰囲気は素晴らしいですし、祭りの節回しはイタリア語のような感じもありますね。指揮者がイタリア人、というだけでは出せない何かが宿ってますね。
    しばらくローマの祭りをSpotifyで探していましたが、ユージン・グーセンス指揮のものがなかなか面白い演奏でした。

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