2020年5月31日日曜日

D.Gatti ローマ三部作

先日送ってくださった音源。今日はダニエレ・ガッティ/聖チェチーリア音楽院O.によるローマ三部作です。
ネットの情報によると、ガッティのデビュー盤とのこと。おぼろげな記憶を辿るなら、確かコニファーというレーベルから出ていたのではないかと思う。その後、RCAに吸収されてRCAからレーベルを変えて再発されたようです。
このコニファーというレーベル、当時は高音質・優秀録音が売りでした。七味もマルコム・アーノルドの交響曲を集めていましたが、途中でコレクションは頓挫したものの、その後RCA(こちらもSONYに吸収)の廉価BOXを購入。聴いてみるとしかし、それほどの録音とは思えず、少々がっかりした覚えがあります。
レーベルが変わると、やはり音の傾向の変わってしまうのか?

昨日のプレヴィターリ盤と同じ、サンタ・チェチーリア音楽院O.との演奏ですが、オケの技量は隔世の感があります。上手い。録音に助けられているところもあるのでしょうが、祭りなどを聴いてもオケに余裕があります。音が重なっていくところや楽器間のフレーズの受け渡しなど、歌い口も丁寧で神経が行き届いていると感じますが、意外とサラリ、としてます。決して勢いだけだったり、圧で押してきません。
デビュー盤からして大人な演奏。
ヤンソンスのあとを継いでアムステルダム・コンセルトへボウの首席指揮者にまでなっただけのことはあるなぁ、と。
上手く言葉にはできませんが、他の欧米などのオケとは何だか趣が異なります。
プレヴィターリの頃に比べれば、ローカル色(伝統と言い換えても良いですが)は薄まってはいるものの、オケ、指揮者共にやはり郷土が生んだ世界的作曲家に対する尊敬のようなものを感じます。

「栴檀は双葉より芳し」ですね。

そのガッティ、何年か前に#Me Too問題で解任されてしまいました。その後、楽団とは和解が成立し、何タイトルか録音が発売されましたが、キャリア的にはこれからという時でしたので、何とも勿体ない気もします。

4 件のコメント:

  1. 幸せの黒い猫2020年5月31日 14:17

    CDとかで初版盤と再販盤で
    結構音が変わってる事がありますね。
    リマスターされてるのか
    マスターの状態に差が有るのかは不明ですが。
    自分はクラシックに詳しく無いですし
    今から本を読んで勉強しても
    頭に入らないでしょうから
    深く掘り下げて聴く事が出来ません。
    この辺り友人も深く掘り下げて聴けるタイプなので
    羨ましくもあります。

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    1. レーベル、会社ごとに音のカラーのようなものが聴いてるとやっぱり、あります。今回のこの音源は初発盤を聴いているわけではないのでなんとも言えませんが、レーベル変更の際のマスター譲渡がどのようにされるのか?譲渡先のレーベルのプロデューサーの判断、プレスの工程など様々な要因があるのでしょうね。
      クラシックに(限ったことではないかもしれませんが)はもう一つ、面白い(かどうかはわかりませんが)ことがありまして。これはまたブログに書ければよいなあと考えています。

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  2. 上手く言えませんが、先日のプレヴィターリといい、今回のガッテイといいイタリア人指揮者&イタリアオケでしか味わえない独特のニュアンスみたいなのがあるんでしょうか。
    実はこのガッティ盤、ニコニコ動画で主顕祭の聴き比べ的な動画があってそれで知ったものです。
    興味がおありでしたら覗いてみて下さい。
    この土日はひたすらレスピーギを聴いて過ごしました。
    メールでご紹介のあった教会のステンドグラスや、マイナーなところだと地の精のバラードなどもなかなかいいですね。
    ただやはり本場イタリアのオケにもっともっと取り上げてほしいですね。

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    1. やはり少し趣が異なる印象ですね。何と言ってよいかはわからないんですけど。
      個人的な意見としてはシベリウスはやはり本場(もしくは北欧)のオケや指揮者が良いと感じている人は多いように思いますが、バルトークはブーレーズやショルティなどのインターナショナルな演奏が評価されている傾向です。ヴォーン・ウィリアムズはマイナーなものでほとんど英国のオケしか録音しませんが、もっと英国以外のオケの演奏が聴いてみたいですし、バルトークは逆にハンガリーのオケの演奏をもっと聴きたいですね。
      まあ、贅沢な望みです。

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